からくりの森
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SEMI BOOM

ダンゴムシブーム

バッタブーム

ヤゴブーム

ブームの波は季節ごとにやってきます。

 

※カブト虫・クワガタ虫は「からくりの森」に生息しているのですが、

滅多に出会えないレア種のため、ブームではなく、見つけると大騒ぎになる「お祭り」です。

 

 

そして「夏」はやっぱり「セミブーム」

園庭やからくりの森、裏山から聴こえるセミの大合唱に誘われ

子どもたちは網と虫かごを持ち出発!

声のなる方へと、あちこち探しまわります。

でも、声はするけれど姿は見えず、、、意外と見つけるのは難しい。

そのうちに誰かが「おった!!」

「え、どこどこ??」「ほら、あそこ!!」

「けっこう上ね」「届くかな〜」「僕に任せて!」

「とどか〜ん」

「僕がとるけん・・・やっぱりとどかない〜先生とって!」

子どもたちに負けないくらい保育者が夢中になることも(笑)

 

、、、結局逃げられました。

セミは目が良いし、捕まえるには「経験」が必要ですね。

それでもこの日は、何とか1匹ゲット!

ぶぶぶぶぶ〜っとその振動が強く伝わってくる程

力強く鳴いています。

 

「命」を感じる瞬間

 

「これは羽に色があるからアブラゼミだよ」と

5歳児の「昆虫博士」がみんなに教えてくれます。

 

一方で、地面に落ち、微動だにしないセミを見つける子どもたち。

「死んでるね」「羽根もやぶれてる・・・」

 

「生」と「死」

 

自然の、その中で必然的に出会う

「生きること」 「死ぬこと」

子どもたちなりに、じっと感じとる瞬間があります。

 

 

さて、小さいクラスもお散歩に出かけると

セミの抜け殻を嬉しそうに見つけていました。

「セミの抜け殻ブーム」も必ず同時にやってきます。

「ここにあるけど、見つけられるかな?」

「みかんの木に、、、み〜つけた!」

「せんせい!僕もみつけたよ!」

セミの抜け殻コレクション(笑)

抜け殻から、どの種類のセミかを「観察ゾーン」で調べるそうです。

3、4、5歳児クラスの廊下側に準備してある「観察ゾーン」

今年も先生方が、セミブームを見計って準備してくれていました。

「抜け殻」を「お土産」にするのももちろん良いのですが、

その後も、少し調べられる「場」があると、子どもたちは(自分たちで)どんどん調べようとします。

友だちと一緒に、じっくり虫眼鏡で見て観察したり、図鑑を見たり、気付いたことを伝えあったり、比べたり。

 

知識だけをすぐに教わるのは簡単ですが、

遊びながら「どうなってるんだろう?」という「不思議」を見つけ、自分で学ぼうとする力。

これからの保育(教育)ではこの姿が求められています。

アクティブ・ラーニング」というものですね。

 

さて、この日。

レアなはずのクワガタ数匹を「からくりの森」で発見!!

「わ!おった!」

「すごい!ノコギリじゃない??」

「みんな〜!見てみて!」

男の子も女の子も関係なく、大騒ぎしていました。

 

今年はまだ出会えそうな予感です。