夏すぎる夏。
いわゆる一般的なグランドのような園庭だと、昨今の気候では暑すぎてなかなか遊べませんよね。
木々があると日陰が生まれ、ずいぶん過ごしやすくなります。

そして、木が育つと生き物が集まり、夏は「セミ」ちゃんたちが主役です。
クヌギの木には、カブトムシとクワガタムシがやってきます。
今年もそろそろ?かな。

フラットな運動場でなくとも、子どもたちは元気いっぱいに身体を動かして遊び
じぶんの好奇心のアンテナを広げ、いろんな「発見」を全身でキャッチしている子どもたちです。
夏は生き物が多くて刺激的。
そのぶん子どもたちのドラマも広がります。

おんぶバッタを捕まえると、何も言わなくても虫籠をもってきてくれるなかま。

入れようとした瞬間、ぴょんと逃げられそうになり

あわてて蓋をしめているところ

ようやくチャックをして捕獲成功

ほっとしたようで、嬉しそうな二人。

こちら、オニヤンマを捕まえると宣言していた子が、ほんとに捕まえて大興奮!
大騒ぎでやってきました。

オニヤンマ、すごい綺麗。
見せて見せてと集まってくる子どもたち。
が、この後、虫籠に入れる瞬間、一瞬の隙をついて逃げられます。
一同、沈黙(笑)
もう1回捕まえてくる!と再び出動していました。
さすが名人、めげません。

こじか組の女の子もお兄ちゃんたちのトンボ取りに触発されて、あみを振り回していましたが、見事に捕まえました。トンボはすばしっこいのにすごい。
何度も失敗を繰り返して(この失敗するっていう経験もすごく大事)
どうしたらできるかを考え、
見て真似て、挑戦。
じぶんで「できた」の喜びと自信。
虫取りひとつでも、自発的な体験は学びが大きい。

カニ取り名人たちは来る日も来る日もカニ捕獲。
もはや名人ではなく、研究者に近い。
先日公開保育があり、見学に来られた先生が言ってくれたのですが、
「カニを捕まえたと男の子が見せに来てくれましたが、このカニはぷにぷにしてるでしょ?脱皮したばかりなんだよ、と教えにきてくれたんです。普段からよく見て、触れて観察してるんでしょうね」
さすが、教育者の視点。よくわかってらっしゃる。

沢になっているところにカニが多い、というのもよく知ってる子どもたちです。

そして、こちらはいろんな形の葉っぱをコレクション

もくもくとつくって完成!

葉っぱの図鑑ができたと教えてくれました。

その他、朝からお部屋で作った紙飛行機を園庭で飛ばしたいと紙ヒコーキ軍団の子たちも。
「この飛行機はね、50メートルとぶんだよ!」と言って出発。
実際は7メートルくらいでしたが、嬉しそうです。

砂場で遊ぶのも大好き。
準備は卒園児の学童の子たち(夏休み)が手伝ってくれています。

夏の同じ1日(午前中)の場面ですが、それぞれ、自分の好きな遊びができる、選べる環境です。
暑さ対策で外での活動時間を短くしていますが、豊かな体験につながる環境構成(人・もの)を大事にしています。
あ、今は全クラス水あそびも楽しんでますよ〜。






































































































