園の日常
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「さくらんぼ食べよう会」

園の駐車場の隅に1本さくらんぼの木があり、

今年もたくさんの実がなって赤く染まり、まさに食べごろ。

雨上がりの天気の良い朝。鳥たちに食べられる前にと、

「そろそろみんなで少しずつ採って食べましょうか」と朝礼で話していました。

 

以上児(3.4.5歳児)の先生「いいですね!私も食べたい」

0・1歳児の先生「わ!そろそろかなと思ってました。」

2歳児の先生「じゃあ、今日は『さくらんぼ食べよう会』ですね!」

 

…『さくらんぼ食べよう会』(笑)

ストレートが過ぎるネーミングに思わず笑ってしまいました。

あの〜『さくらんぼ狩り』でいいんじゃないですかね〜と言うと

 

「すみません、食べようという気持ちが前面に出てしまいました、私。」

 

いやいや、面白いです。いいですね、その意欲。

【子どもの自分で食べようとする意欲を大切に】を食育のテーマのひとつにしている園として、

それを先ず先生がしっかり体現してくれていますよね(笑)

背丈がある木なので、背が高い子たちしか採れませんでしたが、

赤いものから順に、その中でも「きれいな実がいい〜」と自分たちで選びボウルに集め、

消毒しながら、しっかり洗って食べました。

すぐ口に運ぶ子、おそるおそるの子

「美味しい!」「・・・甘いかな〜?」「すっぱいよ!」「もうひとつ食べたい!」「もういらん」

とそれぞれ。

さくらんぼと一緒に、あーだこーだと言いながら嬉しそうにこの雰囲気をみんなで味わいました。

 

その後、「からくりの森」へ。

つくやいなや、

「せんせ〜い!!みてみてヤゴがいたいた!!」と全力で伝えてくれる子どもたち。

「どこどこ?ほんとだ〜いるね〜。」と先生。

保育の話ですが、周りの大人の「共感力」が、子どもの好奇心をもっと強くするそうです。

 

まだまだ続くヤゴブーム。

最初はらいおん組(5歳児)さんから始まり、

今はこじか組(3歳児)さんへと伝染しています。

まだ一緒に遊ぶ姿はそこまでないのですが、異年齢で過ごすと「見て真似て学び」ますね。

 

とんぼ(成虫)になる瞬間が今年も見れるかな〜!

 

以上児クラスの子たちは柿の木のまわりで、わらべ歌の集団あそび。

いつのまにか3.4.5歳児の子たちが集まり、

あそび、飽きると勝手に抜けながらも、あそびが続きます。

途中から先生もあえて抜け、そばで見守りながら、

子どもたちだけでじゅうぶんに生き生きと遊んでいます。

 

予定では無かったけれど、先生たちが受けましょうよ〜と意欲的でしたので、

急遽、夕方より参加できる人でオンライン研修に参加しました。

「保育所保育指針」を「見守る」というキーワードで紐解きながら、

子どもたちが持っているそれぞれの力を信じて、引き出し(educate)、育むために、

どんな環境(人・物・時間・空間)が必要なのかを

改めて基本的なことから考えることができ、勉強になりました。

今回は私、帰ろうかな〜と思っていましたが(笑)参加して良かった!

 

研修のテーマだった「見守る」ということの本当の意味。

そして、子どもへの「共感力」と「思いやり」の大切さをもう一度学びました。