少しずつ暑さも和らいできました。
今年の夏はとにかく暑く、お散歩も早い時間に出発して、早めに帰り、水遊びというコースが定番になっています。
からくりの森の主役は、蝉からトンボやコオロギにバトンタッチ
「蝉が鳴かなくなったね」〜と、子どもたちは季節の移り変わりを自然の生き物からも教えてもらっています。
さてさて、自由の森には「科学・かんさつゾーン」があります。
お散歩で出会う「いろんな自然」(生き物、落ち葉、木の実、草花、枝などなど)を
子どもたちは好奇心のアンテナを使って見つけて、そして、だいだい
「持って帰りたい!」「お土産にしたい」とリクエストします。
今この瞬間に、子どもの興味や関心が広がっているのだから、
それを大切にして、さらに深められるようにと
数年前から「科学・かんさつゾーン」をつくっています。
20世紀最高の物理学者アインシュタインが目印です。
年長クラスの「昆虫博士」の一人が(年長には昆虫博士が数名います)
蝉の羽根を持ってきていて、朝から顕微鏡でじっくりと観察していました。
(自分たちで調べられる様に、虫籠、顕微鏡、図鑑なども置いています。)
「あのね、これはアブラゼミの羽根ですね〜。アブラゼミの羽根は茶色いのがとくちょうてき(特徴的)なんですよ」
と、大好きな虫を説明する時には何故か「ですます調」で話してくれます(笑)
蝶はもちろん、蝉やトンボの羽根もとても美しい。
よく見ると、グラデーション模様で、筋の線がオレンジなんですね。
そして、蝉の抜け殻は、その形でどの蝉の抜け殻か見分ける博士たちです。
興味や関心がそこで終わらずに、その後の学習へとつながるよう、
子どものsense of wonderを大切にして、その「学びに向かう力」を育てたいなと思います。
まず、体験ですね!