園の日常
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音あそび♬

今年度から再び始まった「音あそび」

自由の森では、長らく続けていた活動ですが、

コロナ禍でしばらくお休みとなっていました。

やっと復活です〜嬉しい!

「音あそび」は長崎大学教育学部准教授の、サムこと西田氏による音楽活動です。

もちろん音楽教育ではあるのだけど、「砂場で遊ぶように音と遊ぶ」をテーマに

楽しくあそびながら、音楽のきほんを学ぶプログラムです。

遊びの中から、リズム、音色、響き、余韻、静寂(silence)など

音のふしぎを感じながら音楽の楽しさを体験していくものです。

 

マーチングなどトレーニング性の強いものではなく、先ずは、遊びから音楽の根っこが育つこと。

その根っこが育つと、「音楽」が就学後だけでなく、これからの人生を豊かにする「表現のひとつ」になると考えています。

「好きこそ物の上手なれ」の一歩ですね。

「音あそび」は0、1歳児も参加しています。

初めての音あそび、というよりも初めての「サム先生」に少々距離感があるのは否めないのですが(笑)

そこはあらゆる場所で「音あそび」の時間をたくさん積み重ねてきたサム氏。

やってみたい!と子どものわくわく(好奇心)をくすぐってくれるポイントをすぐに見つけ、子どもたちも次第に参加し始めます。

子どもたちから生まれる意欲や好奇心の芽生を待つ、という彼の姿勢は、

私たちが普段の保育でも大切にしているものでもあるので、やはり勉強になります。

音楽教育というと、なんだか一生懸命に指導するイメージがありますが、

音あそびは音楽の面白さや楽しさを子どもも大人も一緒に分かち合うといった感じでしょうか。

ダイナミックな動き、力強い音や響きももちろん楽しい。

音が余韻を残してやがて消えていく静寂(silence)も心地いい。

音あそびではこの静寂(silence)も大切にしています。

音あそびの曲は、サム先生が子どもたちの姿から考え、作曲してくれます。

どの曲も面白く耳に楽しい。子どもたちから生まれた曲もあるのですよ〜♬

子どもたち「楽しかった〜サム先生今度いつくる〜!?」

サム先生「良かった〜ありがとう!いつ来たらいいかな?」

子どもたち「また、明日来てもいいよ!」

サム先生「ほんと!?明日もいいの?」

子どもたち「うん、あ!でも明日はキッズヨガがあるから、また今度ね(あっさりと)」

サム先生「笑」

また来月を楽しみにしています。

 

午後はサム氏にお願いして、ワークショップを行いました。

保育指針や理念を踏まえ、音楽活動をどのように保育計画に落とし込んでいくか。

いくつか課題もあるのだけど、アイデアも出し合ってまず最初の一歩を進めました。

和気藹々、わいわいガヤガヤ、先生同士でしゃべくりながらのワークショップ。

ネット上で計画を作成し、すぐに共有できるというハイテクなシステムに「すご〜!」と一同感動(笑)

これから1年間かけて学び、音楽の活動計画を作っていきます。

こちらも楽しみですね。