園の日常
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テラス物語

0.1歳児のクラスには、外へと続くテラスがあります。

テラスは広い造りになっているので、

まだお散歩に行けない子たちは

ここでゆっくり体を動かして遊んでいます。

ハイハイやつかまり立ち、歩き始めの子

一人ひとりのペースで安心して遊び、

発達が進んでいくように

先生たちは丁寧にかかわっています。

 

テラスでも「お外感」があると

子どもたちも先生たちも何だか、のんびり・ゆったり

風がそよいで心地よさを感じたり、

鳥の鳴き声に気づいて「ちっちさんいたね〜」と話し、

飛行機雲やお月さまに気づいたり

蝶々が飛んで来て驚いたり

 

歌や手あそび、童歌をみんなで楽しみ

子どもたちと先生のコンサートが始まったり。

ボール遊びも大好き。

柔らかいボールを投げたり、転がしたり、追いかけたりしています。

 

歩き始め頃からは手押し車もだんだんブームに。

この2人「いっしょに」テラスの隅から隅まで力を合わせてず〜っと押していました。

最初は取り合っていたのに、いつの間にか「いっしょ」に。

 

友だちが乗ると「私が押してあげる!」とやって来る女の子。

力いっぱい押し始め、、、。

最後は先生に手伝ってもらいましたが、やる気満々です。

押してみたい、押してあげたい気持ちがあったのでしょうね。

 

友だち(他者)の存在や「かかわり」は育ちや発達のためにとても大切です。

そのためには、意図的にかかわりの「場」をつくります。

 

言葉で伝え合うのが難しいこの頃

例えば、このギャザリングドラムは子どもたちが囲んで

音楽や歌に合わせて叩くことができます。

誰かが叩くと、自然と集まり

顔を見合わせながらどんどこ叩いて

「いっしょ」を楽しんでいます。

 

♪「〜おんがくの・お餅つき・みんなで一緒に鳴らそうよ・もう1回〜」

「音あそび」の定番曲「音楽のお餅つき」の曲に合わせて、どん、どん!

最近は歌に太鼓のリズムが合っていて、びっくりします。

何より先ず、楽しんでいること、ですね。

 

タオルを使った遊びも面白く

タオルを広げ、バスや汽車に見立てて遊びます。

歌に合わせてゆっく〜りと先生が引っ張ってあげるのですが

とても嬉しそうに「もう1回!」と何度もリクエスト。

自分が乗るだけじゃなく

今度は乗せてあげる方にも挑戦。

友だちを引っ張ってあげるのはまだ難しいのでお人形を使っています。

「ゆっくり行こうね」「乗せてあげるね」

いち、に、いち、にと掛け声をしながら

みんなで力を合わせて運びます。

バスというより、レスキュー隊のようですね。

最後は、お散歩も行こうね〜と

靴を履かせていました(笑)