「平和ってどんなこと?」
子どもたちと「平和」について考える「平和の日」
子どもたちにとっては「平和」ってなんだか難しいもののようですが、
でも、大人にとってもいろんな意味で「難しい」
「平和」を伝えられるように、どんな内容にしようかと、
担当の先生方が昼休みにちょこちょこ話し合って準備していました。
そして、今年は、せなけいこさんの絵本「おつきさまとおひさまのけんか」をもとに台本を書き、
ペープサートなどで物語っていくことに。
おつきさまとおひさまがささいなことでケンカになり、お互いを許せなくなります。
そしてついに、凍てつくして、焼き尽くして、世界には誰もいなくなった、という話。
物語が進むにつれ、そのストーリーにすとんと入り込む子どもたち。
どうすればよかったのか?と、問いかけるようなお話の最後に
「けんかは良くないけど、どうしたら仲良くなれるかな〜」
「ごめんねって言えばよかったんじゃない?」
と、自分なりの答えを出そうと、子どもたちは一生懸命に考えていました。
絵本作家のかこさとしさんが、かがく絵本「あきのほし」のあとがきにこう記しています。
「私は中学生のころ、ねっしんに星の位置や名まえを覚えようとしました。それは、もう少し年上になったなら、みんな戦争にいくので、その時(戦場)でこまらないためでした。みなさんはそんなことのためにではなく、もっとたのしい、もっと大きい、もっとうつくしいものを知ったり、さぐったり、きわめるために、星をながめたり、星をしらべたりしてほしいと願っています。」
私たち大人が、未来を生きる子どもたちのために「今」できること。
とても考えさせられます。
平和の日のお集まり会の〆くくりは、
みんなで「なかよしってしあわせだね〜!!」
と、にっこり笑っておしまい。そのままお散歩へいきました。
この日は、からくりの森で木々を集め、即席ツリーハウス作り。
何気ない日々を楽しく過ごせる事が、本当に幸せです。